美術鑑賞用語のおはなし

美術鑑賞用語のおはなし

戸/障子/窓、建具の進化は和風文化の進化:美術鑑賞用語のおはなし

日本の歴史的建造物を鑑賞していると、日本建築特有の装飾や調度品のパーツを示す専門用語を耳にするようになります。室内のパーツは大きくまとめて建具(たてぐ)と呼ばれます。聞いたことはあるが意味はよく分からない用語が多くあると思います。和風文化の...
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塀や垣にオーナーの美意識が現れる:美術鑑賞用語のおはなし

寺社やお屋敷など歴史的建造物を初めて訪れた際に、中に入る前からワクワク感が高まることがよくあります。そんな時は大抵、敷地を取り囲む「塀」や「垣」が見とれるくらいに見事なのです。建物の第一印象は、入り口である「門」から受けることも多いですが、...
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「数寄屋」はなぜ現代でも美しいのか?:美術鑑賞用語のおはなし

「数寄屋(すきや)」という言葉は、現代でもよく耳にします。東京の地名、高級和風住宅、茶道愛好家、様々な意味が認識されています。現代の「道楽」の意味を室町時代には「好き」と呼んでいました。その当て字として用いられた「数寄」が語源と考えられてい...
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江戸時代の会所は意味が変わる:美術鑑賞用語のおはなし

戦国時代に使われなくなった交際の場である「会所」は、江戸時代になって町衆による経済活動が活発になると異なる概念で復活します。対面所の登場と同じくこうした変化には、室町時代と江戸時代の社会環境の違いが大きく影響しています。 江戸時代の「会所」...
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対面所は新たな秩序の到来を示した:美術鑑賞用語のおはなし

信長・秀吉の天下統一によって平和な時代が訪れると、権力者に謁見する部屋として「対面所(たいめんじょ)」が城や大寺院に設けられるようになります。対面所の登場には、室町時代と江戸時代の社会環境の違いが大きく影響しています。江戸時代ですので建物も...
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室町時代の会所で日本美術は進化した:美術鑑賞用語のおはなし

室町時代の建築や美術品に関心を持つようになると「会所(かいしょ)」という言葉を聞くようになります。人が集まるために設けられた部屋や建物のことを指しますが、室町時代には政治的にも文化的にもとても重要な役割を果たしていました。現存するものは少な...
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日本建築の天井と床のデザイン:美術鑑賞用語のおはなし

歴史的建造物の室内に入ると、私は必ず天井を見るようにしています。天井を見ると、その部屋がどの程度の身分の人が使ったか、客人を迎えたかがわかるからです。盛り上がっている天井、格子の意匠が繊細な天井は、部屋の格式が高くなります。作り方や意匠の違...
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床の間を科学する:美術鑑賞用語のおはなし

寺、大名屋敷、商家など歴史的建造物の室内を鑑賞できるところは全国にたくさんあります。説明を聞く際には必ず部位を表す専門用語が出てきます。聞いたことがある用語も多いですが、正確な意味は案外分からないものです。美術鑑賞に必要な用語に絞ってお話し...
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書院造は和室の原点:美術鑑賞用語のおはなし

京都の寺で庭を鑑賞する、この時縁側に座っている建物の建築様式はほぼ「書院造(しょいんづくり)」です。現代では洋室の床は「フローリング」、和室の床は「畳」が基本ですが、部屋に畳を敷き詰めるというのが書院造の最大の特徴でもあります。室町時代に成...
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日本建築は裏方パーツもすごい:美術鑑賞用語のおはなし

日本建築の鑑賞を重ねてくると、どの部分が美しいかを説明するために部材や特定箇所を示す専門用語をよく耳にするようになります。部材であっても実に見事なカーブや、実に見事なデザインが表現されていることは普通にあります。そんなことに気づき始めると、...