城・屋敷・歴史遺産

金沢と共通点の多い「高松」の至宝 ~栗林公園

栗林公園 東門 香川県は海に面した穏やかな土地で、陽の光の柔らかさがすがすがしい。今ではすっかり「うどん県」として有名で、郊外に点在する製麺所がイートインを供する「製麺所系」と言われるお店には、週末には関西・中国・四国全域のナンバーの車が今...
美術館・展覧会

100万石大名が生き残る英知 ~石川県立美術館

石川県立美術館 金沢という街に対して「和」のイメージを持たれる方が多いと思う。加賀100万石のお膝元で代々の藩主が文化の振興に努力し続けた結果、形成されたイメージであり、石川県にとって豊かな観光収入の石津江となっている。 前田家は外様大名で...
お寺・神社・特別公開

室町時代に伝わった都の最先端文化 ~医光寺(益田)

医光寺庭園の案内文 益田市は、日本海側で東西に細長い島根県の西の端に位置する。近年は「石見神楽」への注目度が高いようで、私はまだ拝見していないが、ダイナミックな踊りと音楽で外国人観光客にも人気が高いと聞く。島根県は出雲大社があることから、や...
美の偉人ものがたり

ルネサンスに幕を降ろした時代の寵児 ~カラヴァッジョ

San Luigi dei Francesi教会のカラヴァッジョ作品 現代の著名画家の中で、存命中に売れた/売れなかった、いずれにしろ没後長い間忘れられ、カラヴァッジョのように20世紀になって改めて評価された画家は少なくない。 そうした画家...
美術館・展覧会

揃ってお会いできるのは面白い ~日韓それぞれの半跏思惟

仏像はアジアの各地に数多く伝わっており、その表情はその国の民族の特徴が表れていることが多く興味深い。中でも朝鮮半島の仏像は、日本に仏教や仏像を伝えた国であり、日本の仏像とよく似ている。仏教は飛鳥時代の538年(557年説もある)、欽明天皇の...
美術館・展覧会

600年前の最先端芸術「禅画」 ~慧可断臂図と瓢鮎図

2016年の春と秋、京都と東京のそれぞれの国立博物館で、禅宗美術の最大級の展覧会が開かれた。水墨画など、作品保護のために公開されることが少ない傑作が目白押しで、室町時代の日本美術に大きな影響を与えた「禅」が表現する「かたち」には、時間がたつ...
美術館・展覧会

書には時代の嗜好が表れる ~国宝になった空海の手紙

私は正直「書」という芸術作品には関心が薄かった。なので寺や美術展で展示されていてもじっくりと見つめたことはなかった。ある時、大阪市立美術館「書聖たちの傑作、大阪に集結! 王義之から空海へ-日中の名筆 漢字とかなの競演」という展覧会のニュース...
美術館・展覧会

見たこともなかった南蛮人を豊かに表現 ~ザヴィエル像と南蛮屏風

教科書などで誰もが見た記憶のある有名な南蛮美術の作品「聖フランシスコ・ザヴィエル像」が神戸市立博物館で年に一回程度、不定期ながらも公開されている。江戸時代初期1613年に幕府からキリスト教禁教令が出された後、ザヴィエルが聖人に列せられた16...
お寺・神社・特別公開

桃山時代の上流階級が愛した空間 ~大徳寺 聚光院~

大徳寺は京都市内の北部、紫野という地にあり、戦国時代には千利休をはじめ幾多の戦国大名が茶道と向き合った寺として知られる。境内には本坊を取り囲んで多くの塔頭寺院があり、戦国大名の庇護が手厚かったことから、現代にも数多くの国宝や特別名勝をはじめ...
城・屋敷・歴史遺産

庭の借景として見る白鷺城 ~姫路 好古園~

JRの新快速や山陽新幹線で姫路に近づくと、車窓に白く光り輝く姫路城が表れる。2015年に終了した平成の大修理では天守閣が真っ白になって驚いたが、瓦の漆喰を塗りなおしたため白く見えるようになったそうだ。別名「白鷺城」でもあり、よくよく見ると確...